[全日本大学駅伝企画 vol.2]大学駅伝4年目の集大成。伊勢の舞台で昨年の雪辱を果たす…京産大・上坂優太

11月4日、大学駅伝日本一を決定する「第50回全日本大学駅伝対校選手権大会(熱田神宮~伊勢神宮)106.8km」が開催される。京都産業大学も出場が決定し、“打倒関東!”を掲げている。中でも注目選手は4年生の上坂優太だ。

陸上を始めたのは高校から。当時は5000m15分台で決して速くはなかったが、大学に入り才能を開花させた。大学2年生の全日本大学駅伝で駅伝デビュー。満を持して臨むもレース中に大腿部を疲労骨折してしまうアクシデントに見舞われた。

半年間の厳しいリハビリに耐え抜き、3年生の全日本予選で見事復活。陸上部のキーマンと呼ぶべき選手になった。

昨年の全国学生大学駅伝では、25位から21位まで順位を上げるなど浮上のきっかけを作りチームに貢献。「区間一桁を目指していたから悔しい。丹後で自分がどこまでやれるのか試したい」と悔しさをにじませるも次を見据えていた。

丹後で行われた関西学生対校駅伝大会では、勝負所である7区を走り、区間2位でタスキをアンカーにつないだ。

今年4月にヤンマーフィールド長居で行われた関西インカレハーフマラソンの部では「伝統に泥を塗らないようにしよう」という言葉通り、2位に1分近い差をつけて初優勝という快挙を成し遂げる。

6月の全日本大学駅伝競走大会関西学連出場大学選考会では、決して通過を確実視されていなかった。序盤では下級生ががなんとか食らいつき、3組終了時点で2位。上坂が先頭集団から脱落するなど肝を冷やす展開もあったが、2年ぶりの2位通過で出雲駅伝・全日本大学駅伝の出場を決めた。

自身としては初出場となる出雲駅伝では多くのプレッシャーを感じながらも8.0kmある1区を走りきり、21チーム中7位で2区の選手にタスキをつないだ。

昨年の全日本大学駅伝では2年連続で過去最低順位を更新する屈辱を味わった。今年で自身最後となる伊勢の舞台で何としても雪辱を果たしたい。その思いを胸に伊勢路に挑む。。

(京産大アスレチック・谷口健太)

(今年度の出雲駅伝にて。一番右が上坂)


【プロフィール】上坂優太(こうさかゆうた)4年生経営学部 比叡山高校出身 173cm 56kg1996年10月8日

関東大学スポーツ新聞連盟WEB

各大学スポーツ新聞部が集結し、より良い新聞作りと大学スポーツの発展のため活動中!そんな連盟の情報満載な公式WEBサイトです。

0コメント

  • 1000 / 1000