後半に課題
三大駅伝の中で最も距離が短く、スピード感溢れるレース展開が特徴の出雲駅伝。その1区を任され、大学駅伝デビューを果たしたのが遠藤大地(医療・1)だ。初の大学駅伝。緊張と経験不足で自分の思い通りに走れず、悔しさを残したまま終わってしまった。
区間5位で23分30秒を切ることが目標だった今レース。中野孝行監督からは「5000㍍まで粘り、後は自分で考えて走れ」と伝えられていた。中盤以降、自分から仕掛けていこうと考え、自由なレース運びを展開。前半は各大学のエース級の選手たちについていくことができた。しかし、6キロ地点でスパートをかけた東洋大や青山学院大などに離されてしまった。経験不足で粘り切れず失速。区間11位の24分00秒でレースを終えた。
トップの男
今年度6月に行われた全日本大学駅伝予選会では、1組目に出場。結果は堂々の1位で「後半、しっかりスピードをあげられて自信になった」。ラスト3000㍍からスパートをかけ、最後は独走状態でゴールした。後半に失速する課題も克服し、1年生ながらも責任をもって自分の仕事を果たした。
また、出雲駅伝の1週間前に行われた世田谷陸上競技会でも5000㍍で1着を取り、自己新記録も達成していた。
「今回のレース(出雲駅伝)での課題を克服して、これからの全日本や箱根に臨みたい」と遠藤は意気込む。最速の大学駅伝デビューを果たした遠藤。これからの成長が楽しみだ。
(帝京スポーツ新聞部・井田勝隆)
◇遠藤大地(えんどう・だいち)
▽学部 医療技術学部▽学年 1年
▽生年月日 1999年4月4日
▽身長と体重 173㌢58㌔
▽出身高校 古川工業
▽目標 元気に頑張る
▽座右の銘 愛は勝つ
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