湊谷の走りはチームに勢いを与える《写真提供=馬場遼》
3強崩しへ
出場43回を誇る東海大。卒業生には佐藤悠基、村澤明伸(現・日清食品グループ)と日本を代表するランナーがいる。40回連続出場中だったが3年前の第89回大会の箱根駅伝予選会でまさかの予選落ち。どん底を味わった。一昨年は出場するも、波に乗れず13位とシード権を逃した。昨年は安定した走りを見せ見事6位に輝いた。
年々、自力が上がってきている。今の4年生は1年生の時に連続出場が止まった学年でもある。後輩につなげるという思いはどの学年よりも強いはずだ。特に白吉主将を筆頭に上尾ハーフで63分台の7位に入った宮上、11月に10000m、28分台に突入して上り調子の高木がいる。2年生の代ではユニバーシアード10000m代表の川端、スピードに定評がある春日も主要区間の配置が濃厚。特に注目なのはルーキーの湊谷だ。湊谷は出雲2区で区間5位、全日本ではつなぎの区間と言われている3区ではあるが3位の快走を見せた。他大の1年生と比べても早い時期から長い距離に対応し、実力も群を抜いている。
自慢の選手層の厚さで3位以内を目指す。
TEXT=小賀坂龍馬(スポーツ東洋)
3年連続出場、43回目
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