※こちらの記事は2016年箱根駅伝にむけて、連盟の旧ウェブサイトにて公開されたもです。
おてんば少年たかし君はお年玉をもらいに箱根駅伝博士ハコじいのもとへ。
はやくお年玉をもらって家で爆笑ヒットパレードを見たいたかし君でしたが博士の口は止りそうにありません。
ギモン③どうしてコースが東京-箱根間なの?
たかし君「さっそく一般の方から届いたギモンだね。」
ハコじい「当初は3つのコース案があったんじゃ。一つ目は東京~水戸間。しかしこれはコースが平坦すぎるという理由から断念。」
たかし君「残念。」
ハコじい「二つ目は東京~日光間。しかしこれも交通の便利性が悪いとの理由で断念されたんじゃ。」
たかし君「残念。。。」
ハコじい「最後にあがったのが東京~箱根間。これは交通の便利性、箱根の山の存在、そして往復コースとなることが決めてとなり採用。ここに箱根駅伝が誕生したんじゃ。当時は92回も続くとは誰も思っとらんかったじゃろうのぉ。」
たかし君「僕も博士が箱根駅伝と同じくらいの年齢だなんて思わなかったよ。」
ハコじい「・・・。」
たかし君「そういえば今は何校くらいの大学が出場してるの?」
ギモン④何校出場するの?
ハコじい「出場できるのは関東学連加盟校に限られてるんじゃ。前年大会でシード権を獲得した大学10校と予選会を通過した大学10校の計20校が出場できるんじゃ。このほかに各大学から優秀な学生が選抜された関東学生連合チームなんてのもあるぞ。」
たかし君「学生連合?」
ハコじい「学生連合についてはとってもいい記事を見つけたからこれを読むと良いぞ。http://kantonprenmei.seesaa.net/article/431927975.html」
たかし君「ス、ステマ・・・。シード権っていうのはどうやったらもらえるの?パンについてるシールいっぱい集めればいいの?」
ギモン⑤シード権って?
ハコじい「そんな山崎春のパン祭りみたいなシステムちゃうわ。それに箱根駅伝のスポンサーはPascoの敷島製パンじゃぞ。」
たかし君「うぅぅ・・・。関係者の皆様申し訳ございません・・・。」
ハコじい「シード権は箱根駅伝本大会で10位以内に入ればもらえるんじゃ。」
たかし君「なるほど。じゃあ常連校はずっとシード権を獲得してるってことかぁ。」
ハコじい「そうじゃ。さらにはシード権は優勝を狙うのはちょっと難しい大学の一つの目標となったりすのじゃ。」
たかし君「なっるほど~。なんだか箱根駅伝が楽しみになってきたよ。お正月を彩る名物なんだね。」
ハコじい「最初はテレビ東京で中継されていたんじゃが完全な生中継じゃなかったんじゃ。日本テレビが第62回大会から中継を担当することになり、認知度もぐーーんと上がったんじゃ。」
たかし君「正直、お高いんでしょう(視聴率が)?」
ギモン⑥箱根駅伝の視聴率は?
ハコじい「昨年の大会が往路28.2%、復路28.3%。テレビ離れが叫ばれる時代において驚異的な数字じゃ。ちなみに一番視聴率が高かったのが79回大会(2003年)の復路。この年からシード校枠が10校となり、優勝は駒澤大学が勝ち取った大会で31.5%も取ったんじゃ。」
たかし君「すっげー!!!」
ハコじい「箱根駅伝は確かに大学生ランナーにとって大きな大会じゃ。大学の宣伝にもなるから各大学も力を入れている。しかし学生三大駅伝といわれるように箱根駅伝だけじゃなく、出雲駅伝や全日本駅伝もおなじように大切な大会なんじゃ。それぞれのコースに特徴があるしドラマがあるのじゃ。注目度が抜群に高い箱根駅伝をきっかけに大学陸上に興味を持つ人が増えたらうれしいのぉ。」
たかし君「なんだか生で見たくなってきた!博士、僕いまから大手町行ってくるね!」
ハコじい「ほっほっほ。大学生ランナーの勇姿、その目に焼き付けてくるんじゃぞ。」
※颯爽と駆け出していくたかし君
ハコじい「しめしめ、お年玉を渡さずにすんだぞ。このお金で高級おせちでも買おうかな。スカスカじゃないとええのぉ。」
おしまい
TEXT=渋谷公威(スポーツ国士)、吉本一生(スポーツ東洋)
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