2区で安定感のある走りを見せた内田
大学駅伝日本一を決める大会。秩父宮賜杯第48回全日本大学駅伝対校選手権大会(愛知県・熱田神宮~三重県・伊勢神宮全8区間・106.8キロ)が行われ、本学は創部最高タイの10位(5時間22分30秒)を記録。目標であった初のシード権獲得(6位以内)には届かなかったものの、7区の佐藤諒太(医療・3)が区間2位と大健闘の走りを見せるなど、収穫も見られた。
「チームに勢いをつける走りが出来なかった」と振り返るのは1区を任された竹下凱(かい)(医療・2)。夏合宿中に故障し、今大会からの復帰戦となったが、7キロ過ぎ東洋大・服部と駒澤大・工藤で形成する先頭集団のスパートについていくことが出来ず、区間12位でタスキを繋いだ。
しかし、下級生の遅れを上級生がカバーする。「調子は悪くなかった」と2区の内田直斗(経済・4)が区間9位で一つ順位を上げた。5区は向かい風で苦戦する中、宇佐美聖也(医療・4)が区間6位の走りを見せるなど、6区までに総合10位まで順位を上げる。
さらに、7区は前回のリベンジに燃える佐藤が走る。先月行われた出雲駅伝(10月10日)では最終6区を任せられ、区間12位。思うような結果が残せなかった。しかし、この日は見違える走りを見せる。「出雲駅伝の時より自信があったので、冷静に走れた」と佐藤。積極的なレースで区間賞のタイムに1秒差と迫る34分55秒で区間2位の快走。一時はシード獲得圏内の6位と49秒差に詰めた。
次の戦いは1年間の集大成である箱根駅伝。残り1か月半でさらに選手たちがどのような成長を遂げるのか注目して見ていきたい。
TEXT=小岩井翼(帝京スポーツ)
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